皆さんこんにちは!今回は9月に開催したBCP総合訓練の様子をお届けいたします。
「BCP」とは、Business Continuity Plan の略称で、感染症、災害が起こった場合でも
介護サービスを安定的・継続的に提供するための「業務継続計画」のことです。
とこしえでもこの計画に基づき、有事の際にサービスを迅速に復旧させ、継続して提供できるよう
日々訓練を行っております。今回は震度7の地震が宮城県沖で発生した想定で行いました。
レクの最中、緊急地震速報が鳴り響きます。職員はお客様に落ち着いて頂き、ヘルメット、クッション
を配って身を守ります。そして避難経路の確保のため窓を開ける指示を出します。
地震が起き、収まるまでの数十秒間で迅速な対応が求められます。
地震が収まったら、とこしえ内部・外部を職員が分かれて確認。
安全を確保した後、避難誘導を開始します。お客様へこれから外へ避難する旨を伝え、
車いすの方も2名介助にて迅速に避難を行います。
地震の後は、揺れで落ちてきた蛍光灯、窓ガラスの破片などが散乱していることが
考えられます。声掛けを行いつつ、周囲の環境に気を配りながら落ち着いて避難をして
頂きます。
お客様、職員ともに全員無事に避難が完了しました。
今回はとこしえ全事業所での一斉の訓練で、「ラインワークス」を使用した本部への報告の訓練も行い
職員が1名負傷した想定での報告も行いました。
今回は窓際のお客様をもう少し早く安全な場所に避難しなければいけなかった、
安全確保のため地震がもう少し収まってから電気機器等の確認を行った方がよかった、
等が反省点として挙げられました。この反省を有事が起きた場合にしっかりと生かせるよう、
次回の訓練で改善していき、お客様の命を守ることができるよう、職員一同取り組んで行きます。
【ケアセンターとこしえあたご 介護職:佐籐】